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Home > 出版物 > ニューズレター > 巨大地震に対する損傷制御構造の具現化

巨大地震に対する損傷制御構造の具現化

建築学専攻 竹内 徹

 1990年代に提唱され一般化した「損傷制御構造」の概念は阪神淡路大­震災、東日本大震災を経験し首都直下型地震が予想されている中・大地震後の早期復旧、機能維持、BCPの観点からますます重要になってきている。竹内研究室では過去5年間にわたり,損傷制御構造の概念をより多様な構造形式・用途に展開するとともに高度化する研究を行い,さらにその成果を応用した構造物の設計に自ら関わり具現化してきた。以下に概要を述べる。

1)制振部材の性能向上と多様な構造形式への適用

 現在世界で最も急速に普及が進む制振部材の一つである座屈拘束ブレースについて,累積変形性能、局部座屈安定性,全体機構安定性の観点から詳細な研究を展開し,学会諸指針に反映させるとともに国内外の学術論文での発表を行った。また,高層高張力鋼架構、空間構造、低層研究施設への損傷制御設計研究および実施適用を展開した。


高層高張力鋼架構の損傷制御構造研究


損傷制御設計を適用した低層環境エネルギー研究施設

 

2)既存不適格建物、被災建物への損傷制御設計の展開

 制振部材を用いた既存不適格構造物の高性能耐震改修構法の開発研究を行い学内外の建築物に適用を行った。開発構法は数10件の建物に適用、既存不適格建物の改修事例として、イタリア、トルコ、中国等から視察、共同研究継続中。


統合ファサードエンジニアリングによる耐震改修


斜行ルーバー型制振ブレースの開発と適用

 
制振部材による電力鉄塔の耐震改修

 

3)より高度化した損傷制御システムの展開

  損傷配分、セルフセンタリング機能を持つ制御型ロッキングフレームの実用化研究を日米共同で行い,大規模振動台実験による検証を行った。また、改良型ロッキングフレームの研究開発を継続し、学内の新研究棟の構造設計に適用中。

汎用慣性質量装置を用いた制御型ロッキングフレームの振動台実験(日米共同研究)


学内の研究新棟への構法適用

 活動成果として2009〜2013年の間に出版した論文・書籍、受賞は以下のとおりである。
審査論文37件(うち海外ジャーナル7件)、国際会議発表31件、学会指針・専門書籍5件、受賞6件 (日本建築学会賞(論文)1件、奨励賞1件、作品選奨3件、グッドデザイン賞1件)

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