教育
都市地震工学を志望する学生の皆さんへ
本学では、1923年関東地震を契機に地震工学の研究が積極的に行われるようになり、現在では50名程度の教員が都市地震工学の教育・研究に携わっています。2003年には都市地震工学センターを設置し、21世紀COEプロジェクト等を通じて、国際研究交流、社会貢献、施設の整備などを積極的に進めてきました。
本GCOEプログラムでは、国内外で巨大化する都市震災を軽減するために活躍できる研究者や高度技術者の育成を目指しています。そのため、「都市地震工学国際コース」を開設しました。本コースではそれぞれの専門分野の科目に加えて、英語コミュニケーション能力を養う「国際テクニカルコミュニケーション科目」、日本人学生と留学生との協働作業により都市防災技術戦略を考える「国際コラボレーション科目」、海外連携機関などでの共同プロジェクト参加による「国際実践プロジェクト科目」も準備されています。海外連携機関への派遣や国際会議参加の際の費用は審査の上で本プログラムが負担します。博士課程の学生には研究経費も審査の上で最大年間150万円支給されます。
また、学生の皆さんがより良い環境で研究に集中できるよう、優秀な方にはRA経費として年間100万円から最大250万円が支給されます。修士博士一貫制の留学生の方に対しては、都市地震工学の分野で国費留学生枠が毎年5名、用意されています(http://www.gakumu.titech.ac.jp/ryugaku/office/igp/top_a.html)。また、本学全体の取り組みとして、博士後期課程学生への経済的支援(http://www.titech.ac.jp/news/j/news071221-j.html)もあります。
このように整備された環境の下で、私たち教員とともに、都市震災軽減を通じてわが国のみならず国際社会に貢献できる都市地震工学の研究を進めてみませんか。