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Home > 出版物 > ニューズレター > 都市地震工学国際会議、博士課程教育リーディングプログラム

都市地震工学国際会議、博士課程教育リーディングプログラム

 大学院理工学研究科 土木工学専攻(教授) 二羽淳一郎

 2008年から始まった本グローバルCOE(G-COE)プログラム「震災メガリスク軽減の都市地震工学国際拠点」も、今年度が最終年度である。2012年3月6日〜8日には、恒例の都市地震工学国際会議(第9回)が、大岡山キャンパスの西9号館デジタル多目的ホールを中心に開催された。今回は、アジア地震工学国際会議(第4回)との共催となっており、3日間の開催となった。詳細は、本号掲載の記事に譲るが、460名を超える参加者(内、海外から173名)があり、今回も非常に盛況の内に開催できたことは本当に有難いことである。東日本大震災から1年の節目の時期にあたり、各学協会等のイベントが集中する中で、斯くも盛大に国際会議を挙行できたことに対して、ご支援・ご協力いただいた関係各位に衷心より感謝申し上げる次第である。

 さて、本G-COEプログラムも今年度で終了となるが、その後継を巡って、文科省・JSPSにはまだ活発な動きはないようである。そのなかで、文科省・JSPSでは、博士課程教育の実質化を目指して、2011年度より「博士課程教育リーディングプログラム」事業を開始している。これは、各大学における博士課程の教育プログラムを、大きく3通り(オールラウンド型、複合領域型、オンリーワン型)に区分して、それぞれに対して国内で数件〜10数件のプログラムを選抜しようとするものである。教育の実質化が目的となっており、G-COEの直接の後継事業ではないが、本G-COEの関係者を中心に、現在、申請に向けた準備作業を行っている。

 東工大では2011年度に、複合領域型で2件、オンリーワン型で1件のプログラムが採択されている。2012年度には、われわれを含めて5件の申請が予定されている(オールラウンド型1件、複合領域型4件)。われわれは安全安心に関する複合領域型での申請を予定しているが、従来のG-COEプログラムとの相違が厳しく問われていることから、土木・建築系のメンバーだけでなく、学内の機械系のグループ、社会理工学研究科のグループと連携して、「大都市減災とリスクマネジメント教育院」と題する教育プログラムで応募すべく、作業を進めているところである。

 この教育プログラムでは、俯瞰力、独創力、国際コミュニケーション能力を兼ね備え、自己の専門分野における深い知識と周辺分野における素養を併せ持ち、大都市の減災・防災、ならびに危機管理に、リーダーシップを発揮できる博士人材を育成することを目指している。しかしながら、留学生については大きな問題はないものの、博士課程に在籍あるいは進学する日本人学生があまり多くないのが大きな問題である。この点に対処するため、この教育プログラムでは、修士課程在籍者を含めて、このプログラムへの編入者には広範で、実質的な経済支援を行うことにしている。またもう一つの目玉となるプロジェクトとして、博士課程に進学後、一旦、長期的な就業体験を経験するインターンシップを実施することを計画している。もちろん、受入れ先企業の了解が必要となるが、修士修了後、最長で1年程度、実社会に出て、大都市減災とリスクマネジメントにおいて何が一番の問題となっているかを自己の経験に基づいて見出し、しかる後に博士課程に戻って研究を行い、学位論文を完成させるというアイデアである。「大都市減災とリスクマネジメント」が大きなテーマであるので、インターンシップにはこの他、海外留学、災害地支援ボランティア等を設け、本人の主体的な考えで、いずれかを選択してもらうことにしている。本プログラムが採択された際には、学生諸君の積極的なチャレンジを期待したい。

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