シラバス |
一般市民向け地震防災教育システムの内容を検討し、実際にe-Learningシステムとして実装するという演習を通じて、地震防災教育の本質について理解を深めることを目標とする。演習内容は、教育内容の設計と実装とに大別され、以下の手順で少人数グループ活動を中心に進めていくが、教材分析・教材設計の方法、インターネット上で扱う教材情報の著作権の問題等については、必要に応じて講義を行う。
- 問題分析:既存の防災教育教育システムに関して情報収集し、この演習で開発する地震防災教育システムがターゲットとする対象者や利用方法等を決定する
- 教育目標の抽出と構造化:想定する学習者および学習内容について、事前に習得しておくべき既習目標から最終目標までの関係を構造化する。
- 評価方法の決定:前のステップで抽出した目標の1つ1つについて、その達成状況をシステムの制約条件の下で評価する方法を決定する。
- 教材情報の収集と分析:1つ1つの目標を達成する上で必要な教材情報を学習者の特性等に応じて複数用意し、さらに、誤り・つまずきに対応するための教材情報も用意する。
- 提示方略の決定:システムの制約条件の下で、より学習効果を高めるためのコミュニケーション方法を検討する。
- 実装:実際に実装作業を行う。
- システムの評価と改善:実装したシステムを学習者に実際に利用してもらい、問題点を抽出して、それらの改善を行う。
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